更新作業終了

6月中旬から取り掛かっていた、このブログの更新作業がやっと終わった。単調かつ苦痛を伴う作業だった。

今回の作業の必要性は、このブログに使っている写真をFlickrからの引用リンクを使って表示していたことから始まっている。ブログを開設した2013年当時には無料で使えていたFlickrの諸機能は、いま、自分が必要な使い方をしようと思えば有料ユーザーに移行するしかなくない。Flickr依存を断ち切って、Flickrのサブスクを終わらせるためには、1000件近い投稿を開いてFlickrへのリンクを書き換える膨大な作業をこなさなくてはならない。その作業量を考えて腰が重くなっていたのを、この度思い切ったというわけだ。
記事を開く。紐づいたFlickrの写真を開く。写真をFlickrからダウンロードする。写真をWordpressにアップロードする。その写真のURLを生成する。URLをPythonに落としてエンベッドコードに変換する。変換されたコードをWordpressの記事に貼り付ける。どこまで作業したかを忘れないように、スプレッドシートに記録をつける。極めて「単調」な作業である。写真データのURLをエンベッドコードに書き換えるところはpythonで簡単なテンプレートを作って省力化・正確化に努めたが、基本的には手作業である。隙間時間を見つけて地味な作業を続けた。
しかし作業中の苦痛とは、その単調さにあるのではない。苦痛とは、一連の作業をしながら過去の自分が嫌でも目に入ってくることにある。学校教育を受けて以降の人生を通じて、断続的ではあるにせよ、ほぼ全期間にわたって日記的な記録をつけてきている。しかし、過去の記録を見ることはまずなかった。書き換え作業をするにあたっては、つい本文に目をはしらせ、「てにをは」の単純ミスや不恰好な文章に手を入れてしまうことが多かった。つい数年前のことなのに、自分の未熟さや浅はかさが目について仕方がない。

さて、今回の作業では（端数が合わないのだが。見落とした記事があったか）980件の投稿でコードの書き換えを行った。9月にブログを始めた2013年は25件の投稿があり、翌2014年135件、2015年177件、2016年167件と、この辺りが執筆ピークである。1日1件相当の投稿があった月もあった。2017年139件、2018年99件と続き、2019年は45件で前年比半減である。以降、2020年 83件、2021年 47件、2022年 44件となっている。
書く分量は明らかに減少している。しかしのべ118ヶ月の運営期間のうち、1回も投稿しなかった月は1度しかなく（2023年1月）、低調ながら継続しているところは評価ポイントである。

必要な作業は終わった。また改めて投稿を継続していこうと思う。

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